学歴	最終学歴	九州大学大学院工学研究科建築学専攻 博士後期課程修了
	取得学位	博士（工学）（九州大学 1997年3月）
教育活動	担当科目	（学部） 　建築学総論ゼミ，建築設備計画�T・�U， 　空間デザイン演習Ａ・Ｂ，建築ＣＡＤ演習， 　建築学専門ゼミ，住宅デザイン実習 （大学院） 　建築設備学特論
研究活動	研究概要	オフィス空調の室内混合損失防止に関する研究 　中間季および冬季のオフィス空調においては、ペリメータゾーン（執務室内外周部）では暖房負荷、インテリアゾーン（内部）では冷房負荷が発生し、一室において冷暖房併存状態になる場合がある。この場合、空調機から送風された温風と冷風が、それぞれ暖房負荷と冷房負荷を処理する前に気流混合により有効な熱エネルギーを相殺することを室内混合損失と言う。 　本研究では、個別空調システムを採用したオフィスビルにおける実大実験により，室内混合損失発生状況を解析した。解析の結果，室内混合損失発生のメカニズム，室内混合損失防止のための提言，実際の室内混合損失量などを明らかにした。 　また、室内混合損失のシミュレーションを目的とした室モデル｢６ブロックモデル｣を検討した。この室モデルでは１室を６つのブロックに分割し，ブロック間の空気移動と空調機供給熱量の各ブロックへの配分を考慮している。このモデルを用いたシミュレーションにより，建物仕様と空調機設定条件が室内混合損失に与える影響を検討し，その防止策についていくつかの提言をした。 日射の指向性反射に関する研究 本研究は、建物内在室者の体感温度の予測，熱負荷計算等の精度を向上するため，屋外における反射日射の指向性を明らかにし、それが室内熱環境に与える影響を検討するものである。 これまでに、各種塗装を施したコンクリートを屋外の日射が当たる環境に曝露し、赤外放射温度計によるコンクリート表面の測定で得られた熱画像を基に解析することにより、その表面における反射日射の指向性、拡散性を検討した。 空調用熱源システムの最適設計法に関する研究 従来熱源システムの設計は、単なるシミュレーションによる設計あるいは熟練した設計者の経験や勘による試行錯誤的アプローチにより行われる場合が多い。本研究は熱源システム設計の際に最適設計手法により、合理性に富む設計解を得られるような手法の開発を目指すものである。 これまでに、空調用熱源システムの最適設計に関する研究の初期段階として，熱源システム構成する機器を関数系と見なし，この関数系の最適値を探索する方法について検討した。具体的には年間空調負荷に対して冷凍機の消費電力量が最小となる冷凍能力の組合せについて検討した。
	研究課題	・空調用熱源システムの最適設計法に関する研究 ・室内における日射・放射熱環境制御に関する研究
	研究のキーワード	室内熱環境，熱負荷計算，空調設備，熱源システムの最適設計法
	研究業績	<論文報告> 論文報告 1) 小島, 渡邊ら：室内空気温度分布を考慮した室モデルによる室内混合損失シミュレーション, 日本建築学会計画系論文集，第509号，pp.33-39, 1998年7月 2) 小島：建築系各社のCADシステムと環境シミュレーションの現状, 1998年度日本建築学会大会環境工学部門(1)研究協議会資料「建築計画における環境シミュレーションコンピュータを利用した建築環境の予測はどうあるべきか」pp.87-98, 1999年9月 3) Kojima, Watanabe et al.：Simulation Macro Model for Predicting Mixing Energy Loss, Proc. of Building Simulation'99, Sixth International IBPSA Conference, Vol.2, pp.877-883, Sep. 1999 4) 小島, 山崎, 真鍋：日射の長波指向性反射の解析・シミュレーションに関する研究, 日本建築学会情報システム技術委員会第23回情報利用技術シンポジウム論文集, pp.67-71, 2000年12月 5) 小島, 山崎, 真鍋：日射の指向性反射に関する研究 その１放射温度計による反射日射の測定について, 日本建築学会計画系論文集，第547号，pp.9-16, 2001年9月 6) Shinohara, Hayashi, Kojima et al.：Effect of Wall Structures on Air-Conditioning Loads of Detached Houses in Southern Part of Japan, Proc. of the 3rd Cross Straits Symposium on Materials, Energy and Environmental Sciences, pp.241-242, Nov. 2001 7) 宋, 渡邊, 林, 赤司, 小島ら：産業用熱源システムにおける高効率化技術に関する研究, 都市・建築学研究 九州大学大学院人間環境学研究院紀要，第2号，pp.49-56, 2002年7月 8) 小島, 林ら：地下発電所の熱環境に関する調査研究, 九州大学大学院総合理工学報告, 第24巻・第3号，pp.305-311, 2002年12月 9) Okada, Hayashi, Kojima et al.：Optimal Combination of Chiller Capacity to Minimize Electricity Consumption, Proc. of the 5th Cross Straits Symposium on Materials, Energy and Environmental Sciences, pp.275-276, Nov. 2003
学会活動	所属学会	・日本建築学会 ・空気調和・衛生工学会 ・IBPSA (International Building Performance Simulation Association) Japan ・ASHRAE (American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)
	役職等	日本建築学会九州支部環境工学委員会委員(1998.4〜)
学園内活動	図書館運営委員(2005.4〜)
社会活動	文部科学省科学研究費補助金 平成8〜9年度 科学研究費補助金 特別研究員奨励費，「室内混合損失とその防止策に関する研究」，(研究代表者 小島昌一) 平成11〜12年度 科学研究費補助金 奨励研究(A)，「オフィス空調の室内混合損失予測シミュレーション手法の開発」，(研究代表者 小島昌一) 平成13年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)(2)，「インターネットを利用した既存住宅の断熱改修・省エネルギー診断」，(分担，研究代表者 林徹夫) 平成14年度 科学研究費補助金 若手研究(B)，「日射の指向性反射を考慮した室内熱環境計算手法の開発」，(研究代表者 小島昌一) 学外非常勤講師 福岡建設専門学校非常勤講師（1997.4〜1998.3） 東和大学工学部建設工学科非常勤講師（2002.4〜2003.3）
国際活動	文部科学省在外研究（米国University of Wisconsin Madison訪問研究員） (2003.9〜2004.6）
その他