ギャラリー ―学生の建築作品 ―

 

3年生の建築作品
― 前期 建築設計製図E「生涯学習を行う福祉施設」―


藤田 直史
●設計主旨
この建物は地域住人の為の生涯学習を行うことを主目的とした施設であり、地域住民の交流の場としても利用出来るものとした。建築物は地域の人々に違和感なく利用できるように、通り抜けできる道をつくった。また、学習室、会議室、展示室など、それぞれ利用する人の道線が重ならない様に各ブロックごとに建物を分けてつくった。そして、各建物から周りの建物の様子が見えるようにし、それぞれの建物の内部の行動が分かるようにした。


古田 義和
●設計主旨
この建築物は多目的ホールをもつ生涯学習センターで地域住民の為の生涯学習を行うことを目的とした建物である。地域住民の交流の場として利用するため、メインゲートから入ると幅27mのセンター広場を設け、エントランス広場とする。また、周辺の環境を考慮して、敷地内に緑豊かな空間を計画するため、地上への建築面積を少なくとり、地下への各部屋をおいた。地下への光の取り入れは、サンクンガーデンを利用して光を取り入れる。地上には緑地を多くとれるように設計した。高齢者、身体障害者等が円滑に利用できるように車椅子利用者のことを考え、EVを広く設計した。


長野 康徳 >>図面はこちら
●設計主旨
計画地の北には、折尾スポーツセンター、西には救急救命九州研修所、それ以外を住宅に囲まれていることから、地域住民の公共活動の拠点となるはずである。また、南の方向に位置するJR折尾駅からの人の流れを考え、敷地の西の角をメインゲートとした。そこから敷地を斜めに切るように東西に軸をおき、その中心を広場とし、独立した機能をもつ空間で広場を囲むようになっている。このことにより、人がそれぞれの場所へ移動するとき、自然に広場を通ることとなる。広場を利用者の通路の一部とすることによって、人と人が接する機会が増え、広場を交流の場として認識することができる。建物内のロビーやテラスなど、くつろぐ空間から広場を見ることができ、建物内にいる人の意識も人の集まる広場へと向かうこととなる。
この施設は幼児から老人まで幅広い年齢層や障害者などあらゆる条件の人が利用するため、ロビーやテラスなど人の交流の場となる場所を広く、開放的にし、空間を自由に使えるようにした。また廊下は複雑になることを避け、どのような条件の下でも快適に利用できる、地域住民のコミュニティスペースとした。

 
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