ハードディスクの記録密度向上における技術課題
        
−−−技術の難壁に,挑戦をし続ける技術者

                                        担当者:能智(物理)

当講義の概要/ねらい:

1.IT社会とHDDとの関係

 IT社会支える技術:情報を保存(ストレージ)する技術,伝える技術、処理する技術(資料1)。

2 HDDと他ストレージ技術の比較(資料2,3)

3.HDDの将来展望(資料4)

  パソコン分野,モバイルの分野,AV機器の分野など

4.HDDの概要

  1. 馬蹄形磁石で釘を引っ付ける.
  2. 実験・「基礎物理実験」で,磁石をコイルが巻かれた中に落下(資料5,6)。

5.HDDの記録密度の向上経緯

6. 300GB/(インチ)2への取組み


【各個人提出用レポート課題】

『ハードディスクの記録密度向上における技術課題・‥技術の難壁に,挑戦をし続ける技術者』の講義内容について感想を記せ.

【プリゼンテーション(グループ)用課題】

            ・
 次のいずれか1課題について発表せよ.

[課題1]

光ディスク装置(CD-R,DVD/RAM,PD,MOなど),磁気テープ装置(ストリーマ)をHDDとともにそれらの保存原理の概要および実際の諸特性値をもとにして比較せよ.

[課題2]

HDDは将来どのような分野に展開が予想されるか,

注)能智研究室に一部資料が有る.

[課題3]

材料表面の加工仕上げには種々の方法がある・これらの方法と仕上がった表面の粗さとの関係を調べると共に,HDDにおける磁気ヘッドの浮上量および磁気ディスク表面の粗さとの比較を論ぜよ.


[課題4]

中村修二著「考える力やりぬく力私の考え方」(資料:能智研究室)を読み,青色レーザ誕生のカギは何だったかを述べよ.
   注)氏は20世紀中には難しいと言われていた青色レーザを開発・その成功で今日本で最もノーベル賞に近い人と言われる.


[課題5]

「青色レーザ」がIT社会にどのような影響を与えるかを調べよ.

  注)図書館に「青色レーザ」に関する書物がある.


[課題6]

日経BP社編集「挑戦」(資料:能智研究室)を読み,市場で成功した商品を開発した技術者に共通したものは何かを述べよ.
   注)当書物には,青色レーザ,平面ブラウン管,携帯電話などの開発秘話が述べられる.


[課題7]

三田出版会が出版している「科学技術を先導する30人」の中からテーマおよび人を選んで,科学技術に関わる者に何が重要かを論ぜよ.


   注)図書館に約30冊ある.著名な科学・技術者へのインタビューをもとにして書かれている.


   ノーベル賞を受賞した白川英樹とは,「導電性高分子から何が見えるか」,最初に日本語ワープロの導入を図った森健一とは,「ワープロが日本語を覚えた日
」がその一例.

資料は能智先生に問い合わせてください