Hough 変換
直線や楕円などは方程式で表現でき,そのパラメータが決まれば形やいちが定まる. このような図形の方程式を二値画像から求める方法のひとつにHough 変換があります.

X-Y空間とM-C空間
まず,X-Y空間の点のM-C空間への写像について説明します.
X-Y空間 M-C空間

点P(x,y)を通過する直線 (y=mx+c) はたくさん存在します。
このとき、点P(x,y)を通過する直線の傾き M と 切片 C の組合わせを M-C空間にプロットするとこのような直線になります。

Hough 変換
X-Y空間上の三つの点をM-C空間に写像します. また、この三つの点は直線 L 上に位置しています.
X-Y空間 M-C空間
M-C空間をみると三つの直線が1つの点で交差しています.
この交点の座標はX-Y平面での交点は直線 L の傾きと切片と 一致します.
つまり、数個の点の座標をM-C空間に写像することで直線の 方程式を導き出すことができる.

実画像への応用
下に示すような点で描かれた直線を求めます.
X-Y空間 M-C空間

MC空間の交点の座標から求め
る直線の傾きと切片が分かり
ます.Hough変換により得られ
た直線を 右に示します.


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離散フーリエ変換(DFT,IDFT)とは