ビオトープ | ビオトープとは「もともとその地域にいる野生の生きもの(bio)が 生きていく空間,住み場所(tope)」を意味します.近年,地域の 野生生物の生育可能な生態的空間の保護,保全,復元,創出に資する ビオトープ事業への関心が急速に高まっています.また個々のビオトープを ネットワーク化することにより,生物の多様性を確保することが急務と なっています.本科目においては,ビオトープネットワークに関する 理論的技術体系を学習します. |
生態系保全工学 | 本科目では,自然生態系の保護・回復を目的とした事業計画の 基礎知識を習得することを目的としています.生態系の構造と機能, 生物多様性,生態系破壊の現状の検討事項および現状を確認し, 森林・耕地・湿地の生態系の保全と管理,砂漠化防止について学びます. |
リモートセンシング | 人工衛星のマルチスペクトルセンサーによって撮影された 地球観測データを用いた環境計測について学習します.この技術は 建設・環境分野などで広く用いられています.電磁波や赤外線の理論, センサーの原理などの基礎となる知識はもちろん,実際の データ解析の具体的手順や解析事例などの応用面については パソコンを使って演習します. |
自然エネルギー工学 | 地球環境の保全と再生を行い,さらに化石燃料の枯渇に対応するため 自然エネルギーの開発と利用が注目されています.本科目では, まず地球温暖化などの地球環境問題の現状を学びます. さらに,風力・太陽光などの自然エネルギーの利用法と その発電原理について勉強します. |
資源リサイクル工学 | 資源の有効利用と環境に負荷の少ない資源循環型社会の推進が 地域の重要な課題になっています.本科目では,廃棄物, 再利用資源などの処理法制度を体系的に理解し, 廃棄物と有効資源の分別収集,廃棄物の自然への還元, 資源の再利用化の基礎知識を習得します. |
環境創造施工学 | 何か「もの」を造るとき,材料が必要であることは言うまでも ありません.この材料として,セメント,水,土,石,木,鉄などが 用いられており,これらの良し悪しが,構造物の寿命を決定付けます. また,寿命を短くする原因は,材料ばかりでなく,その施工法にも あります.本科目では,材料と施工法についての基本的事項について 学ぶとともに,多自然型施工法などの事例を紹介し,これらに使用 される材料と技術体系について学びます. |
環境地盤工学 | 地盤は私たちの生活を支える基盤であり,作物を育み, 生命を養ってくれる場でもあります.本科目では,その地盤の構造や 地下を流れる地下水の挙動を学びます.さらに,土砂災害・ 地盤沈下・液状化などの地盤の物理的な問題や,土壌汚染と その修復などについて学習します. |
ガーデニング | 本科目では,野菜・花卉栽培の基礎,ガーデニング資材, ガーデニング植物の管理技術を学び,身近な緑に内在する 科学的側面について学びます. |