豆知識

 

−ここでは普段の健康管理や食生活に役立つ豆知識を紹介していきます。−

 

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第2回目は梅干についてです。

 

梅干の成分

 

可食部 100 g あたり

 エネルギー 23 Kcal
 タンパク質  0.7 g
 脂質 0.4 g
 炭水化物 6.4 g
 ナトリウム 6600 mg
 カリウム 150 mg
 カルシウム 47 mg
 リン 15 mg
 鉄 3 mg
 クエン酸 4000 mg
 リンゴ酸 940 mg
 

梅干はアルカリ性食品?

 
  アルカリ性食品と酸性食品はミネラル含量で判定し、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムが多いものをアルカ
 リ性食品、リン、塩素、硫黄が多いものを酸性食品に分類します。梅干そのものはクエン酸に代表される有機酸
 を多く含むため酸性ですが、アルカリ性のミネラルを多く含むためアルカリ性食品に分類されます。
 

梅干が持つ効果

 

− 疲労回復 −

 
  クエン酸は疲労の原因物質である乳酸を分解する働きがあり、乳酸の発生自体も抑制します。梅干の可食部100
 g あたりのクエン酸含量は4 g と食品の中でも高く、運動前に食べると疲れにくく、運動後に食べれば疲労回復を早
 めます。

− 整腸作用 −

 
  胃液の分泌が悪くなると病原菌が胃を通過し、腸に侵入して病気を起こすことがあります。梅干に含まれるクエン
 酸は胃を酸性に保ち、病原菌の腸への侵入を阻害します。
 

− 骨粗鬆症の予防 −

 
  カルシウムは体内に吸収されにくいミネラルです が、クエン 酸と結合すると吸収されやすくなります。クエン酸を
 多く含む梅干を食べると骨粗鬆症の予防にも役立ちます。
 

− がん予防 −

 
  梅干に含まれる成分が直接関わっているわけではありませんが、梅干を食べることによって大量に分泌される
  唾液はがんの原因である活性酸素の除去に効果があります。